12月5日「男子校卒業生の20年後」

日本大学豊山中学・高等学校
田中 正勝 先生


『20年後、自分が親になったとき、自信を持っていられるように』

 
高校を卒業して20年後のこと、イメージできますか?
お母さんが還暦を迎える頃かもしれませんね。
男子校でどのように過ごし、どんな大人になっていくのか、
そんな未来を見据えたお話です。
 
男の子は、実はすごく優しいのです。
お弁当最後の日には弁当箱をきれいに洗って持って帰って、
手紙が入っていた、なんてことも。
 
男の子は、自分のやりたいことを思いっきりやらせるのが一番です。
その環境が、成長に役立ちます。
夏休みだって、その時しかないものです。
自転車で北海道まで、なんて冒険もできるかもしれません。
どんな環境を与えるか?それが大切なのです。
 
男の子だけの男子校では、親にも言えない話を言えたり、
のびのびと過ごすことができます。
男の子だけだと叱りやすいですし、ほめやすい。
きっかけがあると伸びるので、変わる要素を持っています。
 
そして20年後、悩みや苦労した経験が必ず生きてきます。
その中で大切な存在は母親なんだと気付くはずです。
母親がどこかで見守ってくれているという感覚が、
男の子にとってありがたいものなのです。
 
20年後、自分が親になったとき、自信を持っていられるように。
 
男子校で過ごした日々は、その時しかないかけがえのないものです。
母親への感謝も、その中で気づくことでしょう。
20年後の姿を楽しみに、男子校での成長を見守ってみてはいかがでしょうか。
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
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