12月17日「結局、グローバルってどんな力が求められるの?」

大妻中野中学・高等学校
宮澤 雅子 校長


『世界で起きていることを、自分のこととして考えられるように』


グローバルがなぜ必要なのか、本当にわかっている人は少ないといいます。
今それがわかっていれば、子どもを育てるヒントになりますね。
 
グローバル化しなければならない理由は何でしょうか?
お母さんたちにも考えてもらいました。
宮澤校長は3つ挙げています。
 
①インターネットの進化により、国と国との境目がなくなってきているため
情報がすぐに全世界に行き渡る時代です。
世界規模で一緒に考える、ということが必要になってきています。
 
②日本経済は世界一ではないため
実は、日本は先進国の中では下位なのです。
日本にとって途上国はビジネスの市場であり、
現地の人と接するには柔軟な考えや多様な価値観を持つ必要があります。
なお、コミュニケーションをとる上で英語は最低限必要です。
 
③人工知能ロボットが台頭し、人間の仕事を奪うため
わからないことはパソコンで調べればすぐにわかります。
複雑な計算も機械がやってくれます。
今まで人間がやってきた「基礎力」は、ロボットができるので、
これからはロボットにはない力が求められます。
 
では、 グローバル化に対応するために、どのような力を身につけたらよいのでしょうか。
まず、正しい価値観。
それから、英語力。英語を使う環境に身を置くことが大事です。
そして、行事や部活を通して培う、人間力。色んな国の人と接することが大事です。
 
子どもたちが大人になるころ、今とは大きく変わり、
仕事をする上でもグローバルに対応することが求められるでしょう。
そのために、地球規模で物事を考え、行動できるようになることが大事です。
世界で起きていることを、自分のこととして考えられる人になるように、
グローバル教育の重要性を改めて実感した今回のカフェでした。


花まるカフェマスター
菊池 光昭
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