高橋 英男 教頭
『悩みが生じたとき、点検してみてください』
大人も子どもも、悩みは尽きませんね。
つらい思いをしている方、必見です!
①事実でないことに悩まない
例えば、
「今まで生きていてよいことは少しもなかった。
だから、これからずっと生きていても、良いことがあるはずがない」
と悩んでいるとします。
前半は事実かわかりませんが、後半は事実ではありません。
未来のことは誰もわからないですから。
自分の経験をもとに、事実でない結論を出してしまっているのです。
悩まなくていいことで悩む必要はないのです。
②「どうせ思考」をなくす
「どうせ」という言葉は、未来への可能性を奪ってしまいます。
こんな考え方をしていませんか?
子どもに対しても、絶対に言ってはいけません。
③物事は受け取り方次第
人は、物事の受け取り方によって悩んだり悩まなかったりします。
事実でなくても、不幸にならなければ、それでいいのです。
例えば、ふられたとき。
自分はダメな人間である、と思うと、自分が不幸になってしまいます。
(事実ではないので悩む必要ないのですが・・・)
相手は見る目のない人間だ、と思うと、事実ではないけれど自分が不幸にならないので、
それでいいのです。
④wishとshouldを混同しない
嫌味を言ってほしくない気持ち(wish)を、嫌味を言うべきでないという気持ち(should)
に変えてしまうと、悩みが生じます。
価値観は違うのだから、相手がこうすべきだ、という気持ちで接しては悩みが増えるだけです。
自分に対しても同じで、こうすべき、と縛り付けてしまうと悩みは増えてしまいます。
いかがでしょうか。
残念ながら、悩みがなくなることはありません。
悩みが生じたとき、ちょっと点検してみてはいかがですか?
少し気持ちが楽になるかもしれませんよ。
花まるカフェマスター
菊池 光昭