12月10日「今こそ“きちんと青春”」

国学院大学久我山中学・高等学校
高橋 秀明 先生


『その先の青春をどうデザインするか』


興味ひかれる今回のタイトル。
「青春」、中高生にぴったりの言葉ですね。
大人へとつながってくる中高時代のあり方についてのお話です。
 
企業が大学生に求める力は何でしょうか。
経済同友会のアンケート結果によると、熱意、意欲、行動力、チームワーク力、誠実さに加え、
近年は粘り強さや柔軟性、自己分析力などが求められるようになってきています。
また、企業は中等教育に語学教育も期待しており、
英語は当たり前の時代になってきています。
 
子どもが育つ様子を木に例えて、高橋先生はこう言います。
木が育つには、水や太陽や栄養が必要です。
そして大地にしっかりと根っこを張る必要があります。
根っこを作ることが一番大事であり、
それを「きちんと青春」と表現しています。
 
それは熱意だったり、行動力だったり、チームワーク、
基礎学力や日本文化への理解、基本的な生活習慣・・・
企業が求めるものと重なりますね。
社会に出ていく準備を、中高時代にしてほしいということです。
つらいことやきついことを、中高で経験させてください。
人生の選択を迫られるときの判断材料が、今までの経験の中にあるのです。
 
根っこができればやがて花が咲き、実を結ぶことでしょう。
 
その先の青春をどうデザインするかが大切です。
そのために、中高時代で”きちんと青春”してほしいものです。
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
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