松下 秀房 校長
『算数は、目に見えないから嫌われる。何に役立つのかわかりづらい』
算数は、生活していくうえで必要な道具として誕生しました。
それがやがて学問となり、それまで知識として知っていたことが定理となりました。
算数・数学は人間が作ったものなのです。
学問として発達することで、川の幅や木の高さなど、
実際に測れないものまでわかるようになりました。(三角比を利用すればわかります)
算数が嫌いになってしまうのです。
では、算数・数学を学習するうえで注意することは何でしょうか?
算数では、「なぜ」という疑問に答えることが大切です。
なぜ、分数の足し算は通分しないといけないのでしょうか?
そういう決まりだから、と言ってしまうのではなく、
もとになる量を同じにしなければならないから、と理屈を説明してあげてください。
勉強するなら、親の目が届くリビングで勉強するのがお勧めです。
お母さんもリビングで本を読んだりしてみてください。
また、短い時間で集中して行うとはかどりますよ。
学年が上がるごとに10分ずつ時間を増やしていくとよいでしょう。
算数・数学を通して身につく力は、何でしょうか。
今はICT時代だからこそ、表現する力が求められます。
数学の証明では、文章を作って表現する必要があります。
因数分解も、違った形の式で表現するということです。
また、グローバル化の時代だからこそ、言語だけではなく思考力が必要です。
論理的思考力、抽象的思考力、一般化する思考力・・・といった考える力を
数学を通して学んでいってほしいのです。
難しい問題に、試行錯誤しながら挑戦した経験は、
きっとその後の人生で役に立ちます。
算数・数学が好きになってくれるとうれしいです。
花まるカフェマスター
菊池 光昭
きっとその後の人生で役に立ちます。
算数・数学が好きになってくれるとうれしいです。
花まるカフェマスター
菊池 光昭