1月23日「男の子のほめ方、女の子のほめ方」

鴎友学園女子中学・高等学校
大内 まどか 先生


『男の子は根拠なき自信を、女の子は言われなき不安を持っている


普段、お子さんをほめていますか?
ほめるって、結構難しいですよね。
男の子と女の子それぞれに合ったほめ方を、教えてくれました。

「ほめる」とは、安心感で包み込むことです。
相手の存在そのものを認めることであり、自己肯定観を育むことができます。
反対に「叱る」とは、その人の心に刻み付けることです。
この「ほめる」と「叱る」のバランスが大事なのです。

似たような言葉で「おだてる」「怒る」があります。
これらはダメだとよく言われますが、親は理性的すぎなくていいと大内先生は言います。
感情的にならないと伝わらないこともあるのです。
 
時におだてたり、怒ったりしながら、どのようにほめるのが良いのでしょうか?
 
男の子は、根拠なき自信があります。
おだてられることが好きで、友達と競争しながら成長します。
男の子をほめるには、なるべくストレートに、短い言葉でほめてあげてください。
「お母さんにはできないよ」などと、自尊心をくすぐるのもよいですよ。
 
女の子は、言われなき不安を持っています。
思い込みで、できない、無理だと思ってしまうのです。
女の子をほめるには、まず会話のきっかけを作ってください。
そして気持ちを引き出して共感してください。
結果でなく過程を、チャレンジした勇気をたたえることが大切です。
また、お母さんは見ていたということを伝えてください。
 
男の子と女の子の違いもありますが、
その時の状況によってもかけるべき言葉は違ってくるはずです。
ほめるとは、会話することです。
話のスピードやリズムを相手に合わせ、否定しないで最後まで聞いてください。
そして、プラスのメッセージを伝えてあげてください。
 
ほめるとは、相手を認めることであり、安心させること。
お子さんとよく会話して、ほめてあげてください。
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
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