11月7日「大学入試改革から中学入試改革へ」

宝仙学園理数インター
富士 晴英 校長 


『生き生きと探究している子がほしい』



親はなぜ、中学受験をさせるのでしょうか?
面倒見の良いところがいい、というのも理由の一つです。
ただ、偏差値ばかりを気にするのはだめです。
本人の努力、意欲、姿勢を評価してあげることが大切なわけです。

私立の中学入試には、いくつか種類があります。
国算理社の4教科入試、
帰国生向けの英語を取り入れた入試、
公立一貫型入試、といったものです。
公立一貫型は、考えるということに重点を置いているため、
あと伸びを期待できる、個性がある子が入ってくるかもしれない、
と富士校長は言います。

そして今、「第4の受験」とも言える、新たな入試形態ができてきました。
今までは、先に挙げたような偏差値が高い人が勝つ、いわば受け身の入試でした。
そうではなく、オーソライズされていないことに対して熱心なテーマを持っている、
生き生きと探究している子がほしい、というものです。
その経験をして何を得たか、ということに注目しているわけです。
リーダーシップを持っている子、探究テーマを持っている子。
宝仙学園理数インターでは「リベラルアーツ入試」として、今始まろうとしています。

このような中学入試改革が起きている理由は、大学入試改革の影響があります。
2020年から、センター試験に代わる試験が導入される予定です。
それに接続する高校入試、中学入試から変わっていっているのです。
大学の教育自体を変えようとする国家戦略において、
入試から変わろうとしているわけです。
アクティブラーニングや、タブレットを使った教育、
外国人の先生による教育が学校で取り入れられてきているのも、
その影響ですね。
 
これらの変革から、今後どのような人が求められるのかが
見えてくるような気がします。
今後の教育改革に、注目です!
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
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