11月13日「国際バカロレアの教育と理念をいかした教育とは?」

開智日本橋学園中学・高等学校
宗像 諭 副校長 


『自分で問題を見つけ、仮説を立て、解決する』



開智日本橋学園では、平成27年9月、国際バカロレア(IB)の候補校となりました。
IBとは、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、
より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、
探究心や知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
今回は、IBの教育の内容と、子どもの目指すべき10年後の姿についてお話しいただきました。
 
IBには、MYP(中1~高1、中等教育プログラム)とDP(高2~高3、ディプロマプログラム)があります。
 
MYPには「パーソナルプロジェクト」というものがあります。
高校1年生で行う、MYPの取り組みの集大成です。
開智日本橋学園では論文を書きます。
 
DPには「知の理論」「創造性・活動・奉仕」「課題論文」というもの があります。
「知の理論」は、疑問を見つけて仮説を立て、問題解決していくというものです。
これができるかどうかで、バカロレア生になれるかといっても過言でもありません。
「創造性・活動・奉仕」は、例えば身近な問題への奉仕活動は
主体的に社会に役立つ行動をすることであり、世界平和に貢献することでもあります。
「課題論文」は、英語4000語または日本語8000字のものを書きます。
DPのカリキュラムを2年間履修し、最終試験で所定の成績を収めると、
国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得できます。
 
10年後に求められるのは、国際社会に貢献し、活躍できる人材です。
IBの教育は、それを目指したものだと言えます。
今回のお話は難しい内容も多かったのですが、
10年後に国際社会で活躍できるために必要な教育として、興味深い内容でした。
自分の考えを伝えられる人になること、
また、自分と他者を受け入れ、相手を理解すること。
そのために、あるべき教育とは何なのか、考える必要があるのかもしれませんね。
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
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