11月5日「10年後の社会で女性に求められるチカラ」

三輪田学園中学・高等学校
吉田 珠美 校長 


『KJ法...おのずと子どもに求められる力がわかってくる』



今回は、「KJ法」というアクティブラーニングを実際に体験してもらいました。
思いついたことをふせんに書いて貼っていくことで、
おのずと答えが見えてくる、というものです。

準備するものは、各テーブルに3色のふせんと模造紙2枚。
次のような手順で行いました。
①まずは、自己紹介。同じテーブルの人と仲良くなっておきます。
②「子どもに育ってほしい力」をピンクのふせん1枚に1つ書き、模造紙に貼っていきます。
③「子供の成長を阻害していると感じるもの」を青のふせんに書き、同じように貼っていきます。
④相談しながら、似ているものを集めてカテゴライズします。
 
次に、吉田校長にお話ししていただきます。
10年後、日本はどうなっているでしょうか?
人口はこの先激減しますが、逆に高齢者は増えていきます。
すると、今ある仕事の中で無くなるものもあれば、
新しくできる仕事もあります。
それに対応できる学生を育てることが必要です。
知識を覚えるだけではなく、使えないといけません。
どう表現するか、どう応用するか、社員として求められるからです。
それに伴い、大学入試も思考力を重視したものに変わっていく見通しです。
 
という、吉田校長のお話をふまえて、次の作業に移ります。
 
⑤もう1枚の模造紙を4つにたたみ、できた4つのスペースに
「社会(世の中)」「経済」「技術」「文化」とタイトルを付けます。
⑥吉田校長のお話を聞いた上で、上記についてそれぞれ「こうなっていく」という予想を緑のふせんに書き、貼っていきます。
⑦カテゴリー分けします。そして緑のふせんに対応するピンク、青のふせんを探し、そばに貼っていきます。
これにより、10年後に必要な力、今足りないものが見えてくるわけです。
⑧結局、子どもに必要な力は何なのか?グループごとにまとめます。
⑨最後に、発表します。
 
今回は2つのグループで行いました。
お母さんたちの出した答えは、
一つは心身ともに健やかであること、人との関わりやコミュニケーション能力、でした。
 
いかがでしたでしょうか?
いつもと違う参加型のカフェで、お母さんたちに楽しんでもらえました。
今回参加できなかった方も、アクティブラーニングに
興味を持っていただけたら嬉しいです。
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
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