3月1日「男の子と女の子の接し方」

豊島岡女子学園中学・高等学校
岸本 行生 先生


『女の子でも男の子でも、それは個人差


男の子、女の子のイメージというものがあります。
CMでも、イメージをもとに男の子、女の子が描かれています。
しかし、女の子でも男の子でも、違いは個人差であって、
一人ひとりをちゃんと見られるようにすることが大切です。
個人差をどうとらえるか、ということが重要なのです。

ただ、男の子と女の子の特徴として、一般的な違いは見られるため、
接し方の参考になることもあります。

女の子にとって母親は自分のロールモデルです。
自分との違いにイライラすることもあります。
「お母さんは昔こうだったのに・・・」という言葉かけはしないでください。
勉強に関しては、女の子は傷つきやすく、ちょっとしたことで自信を無くします。
「こんなこともできないの?」と言われるとやる気をなくしてしまいます。
徐々に少しずつ、段階を踏んで問題を与えてください。
女の子は、まんべんなく少しずつ伸ばすことができます。

男の子は、お母さんと一緒に出掛けるのが嫌いです。
一緒にいる所を見られるのが恥ずかしく、嫌なのですね。
勉強は、達成感があると良いです。チャレンジしようとがんばります。
ただし、男の子はスイッチの入りが遅いです。
そこで、一気に問題を与えると良いそうですよ。
逃げない程度の、考えれば何とかできそうなものを与えると、
あれこれ考えて取り組むそうです。

男女の差、参考になりましたか?
男女の違いはあれど、最終的には個人差です。
子どもの個性を、ひとりの人間としてしっかり見てあげて
接することが大切なのかもしれませんね。


花まるカフェマスター
菊池 光昭
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