高橋 英男 教頭
『失敗は人生の月謝』
第2弾となる今回。
前回好評だったため、さらに掘り下げた内容でお話しいただきました。
大事なのは「ビリーフ」とよばれる「ものごとの受け取り方」です。
悩みを生じてしまう受け取り方を「イラショナルビリーフ」といいます。
事実に基づいていなく、事実でないなら悩む必要ない!というものも多いのです。
(これは前回のおさらいですね)
例えば、「相手の心を傷つけてはならない」というビリーフは、
正しいように見えて実は悩みを生じてしまいます。
相手を傷つけまいと、当たり障りのない会話しかできなくなってしまうからです。
もし人を傷つけてしまったときは人生の薬だと、考え方を変えてみてください。
失敗は人生の月謝です。
人の心の機微を知るチャンスととらえれば、人との接し方も変わってくるかもしれませんね。
「過去に○○だったから、今~なのはやむを得ない」というのも、イラショナルです。
過去の出来事でくよくよしてしまうのでは、悩みが深くなってしまいます。
過去にどんなことがあったって、そのせいで今があるとは限りません。
人は過去と決別し、未来を変えていくことができるのです。
過去の失敗にとらわれ、~すべきだと自分を苦しめ、
相手の反応を気にして思い悩んでしまう・・・
悩みは尽きませんね。
しかし、時には当たって砕けろの精神も大事です。
過去の失敗から学び、成長することができます。
悩みは0にはなりませんが、物事の受け取り方を変え、今できることを充実させれば、
深く重い悩みにはならないのです。
悩む必要のないことで悩むのはやめ、受け取り方を変えてみてはいかがでしょうか。
悩みが軽くなるかもしれませんよ。
花まるカフェマスター
菊池 光昭