3月8日「教えてあげたい科学あそび」

共立女子中学・高等学校
桑子 研 先生


『「できた!!」


今回は理科実験です。
始まる前は「私にできるかしら」と不安に思っていたお母さんもたくさんいたはずです。
しかし、いざ始まってみると夢中になって取り組むお母さんたち。
実際に手を動かして、3つの実験を楽しみました。

①ホバークラフトと慣性
CDにプラスチック容器をくっつけ、さらに風船を取りつけます。
風船を膨らませて容器のふたを閉じると、あけた穴から空気が噴き出て少しだけ浮き、
軽く押してやると動き続けるという仕組みです。
慣性の法則は授業で習いますが、実際に動き続ける様子を目の当たりにすると納得しますし、
動き続ける様子は見ていて面白いものです。
ボーリングのようにすれば、子どもたちは楽しみながら理科に触れることができますね。

②紙コップロケットを作ろう!
ゴムの力を使ったロケットの作成です。
紙コップに絵をかくのも、個性が出て面白いです。
紙コップを回しながら飛ばすと、回転しながら飛んでいきます。
ペンチを使って紙コップに切り込みを入れる作業では、
てこの原理、支点・力点・作用点についても学ぶことができます。

③ブレッドボードを用いたお手軽回路実験
ブレッドボードとは、電気器具の基盤のテスト用ボードです。
はんだ付けの必要がなく、気軽に実験をすることができます。
決まりに従って穴に抵抗やLEDを差し込み、コードでつないでいきます。
うまくつなげられれば明かりがつきます。
明かりがつくと「ついた!」「できた!」とあちこちで歓声が上がりました。
よく教科書で見る並列回路が、ブレッドボードで実際に形になるのは、感動です。
回路の仕組みの理解につながります。

今回教えていただいた実験は、子どもでも楽しく、気軽にできるものばかり。
お母さんのほうが夢中になってしまうかもしれませんね。
家庭でできる理科実験、ぜひ取り組んでみてください。

花まるカフェマスター
菊池 光昭
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