3月3日「人生のゴールって!?~人は生涯勉強し続けなければならない~」

本郷中学・高等学校
藤岡 誠 先生


『人は、社会に出てなんぼ


生涯勉強しなければならない、と子どもに言っても、わかりづらいですね。
知的好奇心、生涯勉強、ということは、大人になってやっとわかることです。

藤岡先生は、教員になろうと思ったのが高2の頃だったそうです。
それまでやんちゃしていたそうですが、
学校の先生と面談をした後、教員になることを志し、
教員免許を取るために必死に勉強して大学に行ったそうです。
子どもはやがて大人になり、社会に出ていきます。
子どもの頃の勉強は、将来につながっています。
社会に出てどうありたいのかを考えられるようになれば、一人前ですね。
藤岡先生にとっての人生のゴールとは、定職について、勤め上げることだといいます。
社会に出てなんぼだと、子どもたちに言い続けているそうです。

勉強が好きで、自分から勉強できる子は多くはありません。
子どもたちは正論が嫌いで、「勉強しなさい」と言っても嫌がります。
学校の先生が嫌というほど言いますから、お母さんには「勉強しなさい」と言わないでほしい、
と藤岡先生は言います。
また、「合格したらゲームしていいよ」といった「悪魔の契約」もダメです。
受験が終わったらずっとゲームをしてやめなくなってしまいます。
(そうなってしまった時は、時間だけ決めてやらせてください)

では、お母さんにとっての生涯学習とは?
それは子どもと一緒に生きることです。親はいつまでも親なのです。
お母さんは、子どもを「信じている」と言葉で伝えてあげてください。
悪いことをしたときは「なんで?」と聞いてあげてください。
子どもが言うことに親はつい意見を言ってしまいがちです。
まずは聞いてあげてください。

人生のゴール、それは社会に出てしっかり働くこと。そして願わくは最高の伴侶を見つけること。
大人も、まだ人生のゴールに向かっている最中です。社会人としても、親としても。
子どもに伝えるのは難しいことかもしれません。
でも、子どもと一緒に、お母さんやお父さんも人生のゴールに向かって頑張ってみてください。
頑張る姿を、子どもに見せてあげてください。


花まるカフェマスター
菊池 光昭

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