藤岡 誠 先生
『人は、社会に出てなんぼ』
生涯勉強しなければならない、と子どもに言っても、わかりづらいですね。
知的好奇心、生涯勉強、ということは、大人になってやっとわかることです。
藤岡先生は、教員になろうと思ったのが高2の頃だったそうです。
それまでやんちゃしていたそうですが、
学校の先生と面談をした後、教員になることを志し、
教員免許を取るために必死に勉強して大学に行ったそうです。
子どもはやがて大人になり、社会に出ていきます。
子どもの頃の勉強は、将来につながっています。
社会に出てどうありたいのかを考えられるようになれば、一人前ですね。
藤岡先生にとっての人生のゴールとは、定職について、勤め上げることだといいます。
社会に出てなんぼだと、子どもたちに言い続けているそうです。
勉強が好きで、自分から勉強できる子は多くはありません。
子どもたちは正論が嫌いで、「勉強しなさい」と言っても嫌がります。
学校の先生が嫌というほど言いますから、お母さんには「勉強しなさい」と言わないでほしい、
と藤岡先生は言います。
また、「合格したらゲームしていいよ」といった「悪魔の契約」もダメです。
受験が終わったらずっとゲームをしてやめなくなってしまいます。
(そうなってしまった時は、時間だけ決めてやらせてください)
では、お母さんにとっての生涯学習とは?
それは子どもと一緒に生きることです。親はいつまでも親なのです。
お母さんは、子どもを「信じている」と言葉で伝えてあげてください。
悪いことをしたときは「なんで?」と聞いてあげてください。
子どもが言うことに親はつい意見を言ってしまいがちです。
まずは聞いてあげてください。
人生のゴール、それは社会に出てしっかり働くこと。そして願わくは最高の伴侶を見つけること。
大人も、まだ人生のゴールに向かっている最中です。社会人としても、親としても。
子どもに伝えるのは難しいことかもしれません。
でも、子どもと一緒に、お母さんやお父さんも人生のゴールに向かって頑張ってみてください。
頑張る姿を、子どもに見せてあげてください。
花まるカフェマスター
菊池 光昭