3月15日「センター入試がなくなって、何がかわるのか?」

かえつ有明中学・高等学校
山崎 達雄 先生


『家庭でどんな学びをさせるのがよいか?


今回のカフェでは、最初にお母さん同士でアクティブラーニングを体験してもらいました。
「子供がやる気を回復する一言を考える」というお題で話し合ったのですが、
人の考えを聞いて思考を発展させる、というのがなかなか難しく、
他者との接し方、コミュニケーションの取り方について考えさせられます。
今、こういったアクティブラーニングが授業に取り入れられています。

教育が変わってきている背景には、社会の変化があります。
情報社会となり、他者と協力することが求められる現代は、
明治時代の教育と同じではダメなのです。
自ら問題を発見し、他者と協力して問題を解決していく姿勢が求められます。
・十分な知識
・思考力、判断力
・主体性をもって協働すること
この3つを重視した授業に変わり、これがわかるような入試へと変化しているのです。
これが大学入試改革です。

それに伴い、中高の入試も変わってきます。
合科型入試や思考力入試といったものが増えてきているのも、そのためですね。

学校での教育が変われば、家庭での学習も変わります。
最後に、山崎先生からお母さんたちへ問いかけがありました。
「家庭でどんな学びをさせるのがよいでしょうか?」

学校でアクティブラーニングを経験し、子どもたちは様々なことを学習しますが、
家庭での学びももちろん大事です。
お母さん同士話に盛り上がる中、様々な意見が出てきました。
・「なんで?」と疑問に思うことを大事にし、考えさせること
・習い事や旅行などなんでも、自分の考えをきちんと説明させること
そういったことが家庭でできるのかもしれませんね。
何気ない普段の生活の中で、考え、意見をまとめ、伝えるということを意識してみてはいかがでしょうか。


花まるカフェマスター
菊池 光昭
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