山崎 達雄 先生
『家庭でどんな学びをさせるのがよいか?』
今回のカフェでは、最初にお母さん同士でアクティブラーニングを体験してもらいました。
「子供がやる気を回復する一言を考える」というお題で話し合ったのですが、
人の考えを聞いて思考を発展させる、というのがなかなか難しく、
他者との接し方、コミュニケーションの取り方について考えさせられます。
今、こういったアクティブラーニングが授業に取り入れられています。
教育が変わってきている背景には、社会の変化があります。
情報社会となり、他者と協力することが求められる現代は、
明治時代の教育と同じではダメなのです。
自ら問題を発見し、他者と協力して問題を解決していく姿勢が求められます。
・十分な知識
・思考力、判断力
・主体性をもって協働すること
この3つを重視した授業に変わり、これがわかるような入試へと変化しているのです。
これが大学入試改革です。
それに伴い、中高の入試も変わってきます。
合科型入試や思考力入試といったものが増えてきているのも、そのためですね。
学校での教育が変われば、家庭での学習も変わります。
最後に、山崎先生からお母さんたちへ問いかけがありました。
「家庭でどんな学びをさせるのがよいでしょうか?」
学校でアクティブラーニングを経験し、子どもたちは様々なことを学習しますが、
家庭での学びももちろん大事です。
お母さん同士話に盛り上がる中、様々な意見が出てきました。
・「なんで?」と疑問に思うことを大事にし、考えさせること
・習い事や旅行などなんでも、自分の考えをきちんと説明させること
そういったことが家庭でできるのかもしれませんね。
何気ない普段の生活の中で、考え、意見をまとめ、伝えるということを意識してみてはいかがでしょうか。
花まるカフェマスター
菊池 光昭