3月12日「中学受験から得られること」

麹町学園女子中学・高等学校
花形 映里 先生


『行った学校が一番良かった


中学受験をした花形先生の実体験のお話は、子どもの気持ちに沿っていて、とても参考になりました。
子どもは親をよく見ているものですね。

友達の影響で、なんとなく塾通いをはじめ、流れで中学受験をすることになったという花形先生。
塾に通うとなると、お弁当が必要です。
仕事をしている母親が毎日お弁当を作ってくれるのを見て、
子どもながら、仕事を増やしてしまったことに申し訳なさを感じたそうです。
忙しい中お弁当を作ってくれているため、遊ぶわけにいかない、と思うようになったそうですよ。

また、親が内容を共有してくれるのがうれしかったそうです。
たわいのない会話の中で、「これこないだ一緒に勉強したよね」と言われると、
頑張ろうと思えたと言います。

結局、第一志望の学校ではなかったものの、頑張って入ったからいい学校だった、
大変だったけど楽しかった、と受験を振り返りました。

親が程よい距離感で、一緒に受験を経験することで、子どもに良い影響を与えるのかもしれません。
子どもから「ありがとう」という言葉は少ないものの、長い目で見たときに親への感謝を学べます。
親と二人三脚できるのは、中学受験までです。

行った学校が一番良かった、と思えれば、受験は成功です。
受験をしたことで、今でも会って話せる一生の友達ができた、とうれしそうに語る花形先生は、
受験をして本当によかったんだなと思います。

受験は勉強ばかりで大変、というイメージがあるかもしれませんが、
決してマイナスではない、受験を通して得られるものがあるのだと
改めて感じさせるお話でした。


花まるカフェマスター
菊池 光昭
Next Post次の投稿 Previous Post前の投稿 ホーム