10月9日「中学高校時代に身につけさせたいスキルとは?」

三田国際学園中学・高等学校
今井 誠 先生 


『”考える”ことを身につけてほしい』



お母さんが小さいときの時代と今の時代は、大きく変わっています。
65%が、将来、今は無い仕事に就くと言われています。
ロボットが誕生し、人がいらなくなり、仕事がなくなり、
新しい仕事を作っていかなければならない、と言うのも一つの要因でしょう。
そんな世の中で生きていくために、子どもたちに身に付けさせたいことは何でしょうか。
 
今井先生は、”考える”ことを身に付けてほしいと言います。
教科書にない問題や、答えのない問題を解決できるように、
勇気をもってチャレンジできるようになってほしい、という思いからです。
考えることを習慣化するために、4つのことが必要だと言います。
 
①英語
英語が公用語となっている企業も多くあります。
将来、そういった企業で働く可能性もあるわけです。
もはや英語は最低限のスキルなのです。
 
②コミュニケーション
世の中には自分とは考えが違う人や、嫌いな人もいます。
相手の考えや思いを受け止めると同時に
自分の思いもしっかりと伝え、わかってもらうことが必要です。
中学時代から色々な人と出会い、接していくことが大切です。
 
③サイエンスリテラシー
理科的なセンスを磨くということです。
子どもが「なんで?」と感じる心が大事にし、
親も一緒に考え、お互いに学んでください。
教科書にないような課題を発見した時、仮説を立て、検証する取り組みの中で、
考え方を深めていく力を身に付けさせていく、というのが目標です。
 
④ICT(情報通信技術)
iPadは考えるためのツールとして、必要不可欠なものとなってきています。
自分で調べ、考え、発信していくために、
活用してみてはいかがでしょうか。
 
子どもたちが大人になるころ、世の中はどうなっているでしょうか。
様々な困難にぶつかっても、自分で考え、解決していけるように
成長していってほしいものですね。
 

【今日の1曲】DJ 西川 文平
 
The Thrill is gone/B.B.King
スキルじゃなくて、スリルではないか!というツッコミを爽やかにかわしながら、
今日は稀代のブルースマンの曲をご紹介します。
しかしこうした哀感を漂わすことは、中高生のうちに人間としてのスキルを磨いておかねばならないと感じるのは私だけでしょうか。


花まるカフェマスター
菊池 光昭
Next Post次の投稿 Previous Post前の投稿 ホーム