10月30日「大学生の就職活動から見た、中高生の時に必要なこと~20年後の仕事、社会で求められる力とは~」

芝浦工大中学・高等学校
大坪 隆明 校長 


『時間があるというのは、一番の「可能性」』


20年後、世の中はどうなっているでしょうか?
子どもたちは、どのような社会人になるでしょうか?
経済産業省は、「社会人基礎力」の育成を提言しています。
職場や地域で活躍する上で必要な力です。
具体的には、
前に踏み出す力(主体性)、考え抜く力(課題を作る力、創造力)、
チームで働く力、の3つの能力を挙げていています。
大学では得られないこれらの力を、企業は見ているのです。
これらは基本的な生活習慣がベースとなります。
思いやりやマナー、自己管理といった人間性が大事となります。
 
主体性を育てるには、経験値を上げることが一番です。
行動は自分で考えて決めること、その結果の責任は自分でとること、
こういった体験を増やしてください。
そして、やったことを認め、ほめてあげることで
自己肯定感を味わわせてあげてください。
経験によって、人は成長します。
 
一方で、読書もおすすめです。
擬似体験をすることができ、リアルな体験を補完してくれます。
 
子どもには、時間がたくさんあります。
色んな事を経験し、成長する機会にあふれています。
部活動に打ち込むことができるのも、今だけです。
海外旅行に一人で行くのも、経験です。
子どもたちは、可能性にあふれています。
ぜひ、いろんなことをやらせてあげてください。
 
最後に、笑顔で話すことは素晴らしいことです。
自分のことも、相手のことも好きだという表れですね。
自己肯定感と、他者への共感は、
コミュニケーションをする上でとても大切なことです。
 
将来、社会で活躍できるようになるために、
今のうちにさまざまなことを経験し、
人間力を磨いていってください。
 
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
Next Post次の投稿 Previous Post前の投稿 ホーム