大坪 隆明 校長
『時間があるというのは、一番の「可能性」』
20年後、世の中はどうなっているでしょうか?
子どもたちは、どのような社会人になるでしょうか?
経済産業省は、「社会人基礎力」の育成を提言しています。
職場や地域で活躍する上で必要な力です。
具体的には、
前に踏み出す力(主体性)、考え抜く力(課題を作る力、創造力)、
チームで働く力、の3つの能力を挙げていています。
大学では得られないこれらの力を、企業は見ているのです。
これらは基本的な生活習慣がベースとなります。
思いやりやマナー、自己管理といった人間性が大事となります。
主体性を育てるには、経験値を上げることが一番です。
行動は自分で考えて決めること、その結果の責任は自分でとること、
こういった体験を増やしてください。
そして、やったことを認め、ほめてあげることで
自己肯定感を味わわせてあげてください。
経験によって、人は成長します。
一方で、読書もおすすめです。
擬似体験をすることができ、リアルな体験を補完してくれます。
子どもには、時間がたくさんあります。
色んな事を経験し、成長する機会にあふれています。
部活動に打ち込むことができるのも、今だけです。
海外旅行に一人で行くのも、経験です。
子どもたちは、可能性にあふれています。
ぜひ、いろんなことをやらせてあげてください。
最後に、笑顔で話すことは素晴らしいことです。
自分のことも、相手のことも好きだという表れですね。
自己肯定感と、他者への共感は、
コミュニケーションをする上でとても大切なことです。
将来、社会で活躍できるようになるために、
今のうちにさまざまなことを経験し、
人間力を磨いていってください。
花まるカフェマスター
菊池 光昭