10月3日「どんな子も伸びる仕掛けとは?」

大妻中野中学・高等学校
宮澤 雅子 校長 


『どうやってやる気スイッチを入れるか』


 
うちの子は才能がない、とあきらめていませんか?
ほとんどの子は、最初から能力の違いはないそうです。
要は鍛え方次第、ということですね。
どう伸ばしていくかは、どうやってやる気スイッチを入れるのか、
ということに尽きるわけです。
やり方ひとつで、変わっていくのです。

子どもの心を動かす秘訣として大事なのは、目標を作ること。
最初は目の前の小さな目標を設定し、成功体験をさせてあげます。
それを積み重ねて、大きな目標へと導いてあげるのです。
合唱部の指導では、本番の直前にはほめなかったそうです。
あえて厳しくして、本番で最高の力が出せるように声かけしたそうですよ。
ただし、本人の性格や精神状態をよく見たうえで、厳しくする必要があります。
努力した結果だめだったときは、うんとほめてあげてください。
こういったアメとムチは、信頼関係ができた後に行うことで、
愛情に裏打ちされた厳しさが、子どもに響いてくることでしょう。

また、子どもが育つための土台作りも大切です。
一つは、父母が頼れる存在であり、家が安心していられる居場所であること。
もう一つは、子どもが自分は優れたところがあると意識させること。
そのためには言葉に出して、具体的にいいところをほめてあげてください。
 
子どもに、どんな大人になってほしいですか?
気持ちが優しく、価値観が正しく、幸せな情操を持つ子に、
必ずしも限界まで能力を引き上げる必要はないのでは、とも宮澤校長は言います。
ただ、具体的な目標がある場合は、参考にしてみてはいかがでしょうか。


【今日の1曲】DJ 西川 文平
 
つばさ/本田美奈子
音楽で伸びると言えばロングトーン。
ロングトーンと言えばこの曲が一時期話題になりましたね。
大きな才能を喪失したのだと、改めて感じます。


花まるカフェマスター
菊池 光昭
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