10月2日「男子の育ち方・育て方」

獨協中学・高等学校
笠井 淳三 副校長 


『これから生きていこうとする世の中は、男子にとって生きづらい』


 
男らしくだとか、男は強いだとか、
男はこうあらねばならない、という暗示によって
社会的に男は作られていました。
それが今は、優しさを求められるようになってきています。
学歴社会が終わり、一生懸命働くことを否定され、
何が正しくて何が悪いのかわかりづらい今日。
どんな男になればいいのか、イメージしづらくなっているのです。
女性が社会進出し、ライバルが増え、
これからの世の中は男子にとって生きづらいのかもしれません。
 
そんな、何に向かっていいかわからない、
あこがれのない社会で生きていくにはどうしたらよいでしょうか。
 
大切なのは、プラス思考を身に着けさせることです。
親が頑張っている姿を見せ、
この世の中はまんざらではない、と思わせてあげてください。
親が人としてちゃんとしていれば、子どもはついてきます。
親も、自分の趣味などを精一杯楽しんでください。
子どもは、親の影響を受けます。
いつか親を見習う時が、きっと来ます。 
 
また、子どもが良くないことをしたらきちんと叱ってください。
子どもは、言い訳やうそをつきます。
こんなもんだと、ゆとりをもって構えてください。
そして、言い分に対して一応は疑ってください。
「うちの子また何かしたでしょう!?」と言ってくる家庭は、
いい家庭が多いそうですよ。
 
男子にとって生きづらい世の中、
目標があれば、それに向かって進んでいくことができます。
そのために、まずは親が輝き、生き生きとしてください。
そうすれば、子どもは安心して目指して行けますよ。
親が自信をもって、まっすぐ進んでいってください。


【今日の1曲】DJ 西川 文平
 
I'm a Boy/The Who
私に限らずティーンにギターを始めた人なら一度は意識するであろう
ピート・タウンゼントというギタリスト。
彼のよく研がれたナイフのような、導火線の短い爆弾のようなギターサウンドは、
ロックという青い少年性の全てです。
 
 
花まるカフェマスター
菊池 光昭
Next Post次の投稿 Previous Post前の投稿 ホーム