10月17日「受験で家族力を高める」

聖学院中学・高等学校
清水 広幸 副校長 


『受験はマイナスではない』


お子さんの受験は、家族にとって一大イベントです。
しかし、合格だけがすべてではありません。
受験で家族力を高めるとは、どういうことでしょうか?
優しい語り口で、受験をすることの意味を、清水副校長が語ってくれました。

受験をするなら、どんな家庭であるべきでしょうか?
①家族の仲が良い
②お母さんが前向きである
③規則正しい生活ができる
この3点を挙げられました。
家族でコミュニケーションをとることが大事です。
お父さんだけ知らない!ということ、ありませんか?
どんな人に育てたいのか、夫婦で共有する必要があります。
 
では、なぜ受験をするのでしょうか?
入学した生徒に聞くと、自分で受験を決めた人はほとんどいないそうです。
そう聞くと、無理やり受験させられてかわいそう、と思うかもしれませんが、
そうとは限らないのです。
一緒になって悲しんだり喜んだりしているお母さんの様子を、
子どもは見ているのです。
そんなお母さんに感謝し、ありがたみを感じているのです。
なので、「こういう人になってほしい」という期待を、
言葉に出してどんどん伝えてあげてください。
お母さんの気持ちを子どもはわかります。そして、だからこそがんばれるのです。
結果だけを見るのではなく、過程を見てあげてください。
そして、努力すれば必ず報われるという成功体験をさせてあげてください。
 
受験を機に、子どもが成長し、家族の絆を深められたらいいですね。
子どもは、嫌なことがあったり、何かあったときにサインを出します。
そんな時に、何があっても大丈夫、お母さんは味方だ、という安心感を与えられるような、
お母さんが”逃げ場”となるような家族になると、いいですね。
 

【今日の1曲】DJ 西川 文平

Family Affair/Sly&The Family Stone
発表当時はそれまでの作風と打って変わって喪失感に満ちた様相をしていたため、
どよめきと共に受け止められていたと言います。
リズムボックスの一早い導入など、その革新的なサウンドは
現代まで連綿と続くファンクという音楽の原典であり続けています。
 

花まるカフェマスター
菊池 光昭
 
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